先日、ウチの郵便受けにチラシが入ってました。
「近所にラーメン屋がオープンするよ!!」
郵送DMというか、多分近隣だけのポスティングなのですが。
このチラシが中々素晴らしかったので、解説させて下さい。
郵送DMは終わった?
業種や商材やエリアにもよりますが、郵送DMの反応率はだいたい0.1%程度と言われています。
(最近だと1%程度とする調査結果も多いようですが)
なのでDM1000通送って、反応が1~2件という世界。
ネットが普及してからは「郵送DMは終わった」と囁かれていました。
そんな中でも、戦略を練ってしっかりDMの効果を出しているお店や企業もあるわけでして。
DMで反響を得るには「いかに魅力的なオファーを用意できるか」という説があります。
「オファー」って何?
「オファー」とは「提案」や「申し出」の意味なのですが、要するに「これだけお得になるよ!」「こんなメリットがあるよ!」みたいな宣伝文句ですね。
「ウチはこんなにすごい!」とか「みんなもう始めてますよ!」みたいなものはオファーとは呼ばれず、「1ヵ月無料」「10%OFF」「チラシ持参で商品プレゼント」など明確に客側にメリットがある宣伝文句がオファーと呼ばれます。
この「オファー」がどのくらい魅力的かどうかが、DM反応率アップの鍵になるということです。
「いや、郵送DMってそもそも開封されない(目を通しもされない)よね!?ガー!!」という声もあるかと思います。
もちろんその通りなのですが、そもそもオファーが弱いと「開封されても反応なし→反応0%」ということが起こってしまいます。
それに開封してもらうための工夫は、オファーとは別に考えるものなので、やはりオファーが大事ということは変わらないかと思います。
(ちなみに私はポストにDMが入ってると喜々として見ます笑)
本題
前置きが長くてすみません、オファーの重要性を先に説明する必要があったのもので。
で本題ですが、私が受け取ったチラシにはこう書かれていました。
「オープンから1週間、毎日先着100名様ラーメン1杯無料!!」
は?無料?・・・すげぇ!ひゃっほい!!
となったわけです。
100円引きとかじゃなく、無料。
先着100名という縛りはあるものの、ラーメン屋でラーメン無料は中々に強烈なオファーです。
しかもそのラーメンはちょっと特殊な店で、多分メニューもそのラーメン1種類だけなのです。
店の看板メニュー1本勝負を無料提供。
なるほど。これなら一度は食べてもらえるから、気に入ってもらえたら太客になる可能性大ですね。
しかも写真のラーメンがとっても美味しそう。
メリットが明快。躊躇う必要無し。
私はこのチラシを大事に飾り、毎日祈りを捧げ、オープンを待ちわびたのでした。
ラーメン美味しかった?
結局ラーメン屋には行ってませんwwwファーwww
というのも、オファー自体はとても魅力的だったのですが、チラシをよく見るとちっっっさい文字で注意事項が。
「ラーメン1杯無料だよ、ただしインスタで投稿したやつだけな!」
インスタをやってない私の心は見事に打ち砕かれ、カップヌードルに舌鼓を打つのでした。
カップヌードルうめぇ!!
まぁそのうちタイミングがあれば普通に伺いますよ、えぇ・・・。
まとめ
なんか色々書きましたが、オファーが強烈であればあるほど目に留まりますし、今回のチラシは「リスクも手間もほぼ無し、コストゼロ」という「断る理由が無い」素晴らしいオファーでした。
「インスタの拡散必須」も含めて後の「集客の種」も撒くことができますし、マーケティングにDMを使っているか方はぜひ「オファー」について改めて検討してみて下さいな。